経営学説の歴史は、経営を巡る主要概念の意味内容の変遷史であるとも言える。それらの主要概念は、経営学説の基礎に組み込まれ、当該の時代の経営学説の特徴を生み出してきた。本論文集は、経営学説の中心的な概念である企業と労働の2つを取り上げ、その内容の変遷史の議論と討論の成果を編集することによって、経営学の展開史に光を当てる。