現代経営学の新潮流
方法、CSR・HRM・NPO

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第15輯〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 294頁
ISBN 978-4-8309-4621-9(4-8309-4621-0)
2008年5月発行
在庫あり

「経営学の方法と問題」というまさに経営学史の問題を真正面からとりあげたものであり,基本的な方法論の問題に立ち返った「現代経営学の方法についての再検討」と最近の経営学界で頻出するトピックスのうちから特に重要と考えられる三本(CSR,HRM,NPO)に焦点をあてた「現代経営学の諸問題」という二つのサブテーマから,その議論の整理・位置づけ・経営学理論の発展にとっての意義等を論じられたものである。

主要目次
  • <主要目次> 巻頭の言(片岡信之) Ⅰ 経営学の方法と現代経営学の諸問題  一 経営学の方法と現代経営学の諸問題(小笠原英司) 二 組織研究の方法と基本仮定(坂下昭宣) 三 経営研究の多様性とレレヴァンス問題(長岡克行) 四 経営学と経営者の育成(辻村宏和) 五 わが国におけるCSRの動向と政策課題(谷本寛治) 六 ワーク・ライフ・バランスとHRM研究の新パラダイム(渡辺峻) 七 ドラッカー学説の軌跡とNPO経営学の可能性(島田恒) Ⅱ 論攷  八 バーナード組織概念の再詮議(川端久夫) 九 高田保馬の勢力論と組織(林徹) 十 組織論と批判的実在論(鎌田 伸一)  十一 組織間関係論における埋め込みアプローチの検討(小橋勉) 十二 実践重視の経営戦略論(吉成亮) 十三 プロジェクトチームのリーダーシップ(平井信義) 十四 医療における公益性とメディカル・ガバナンス (小島愛) 十五 コーポレート・ガバナンス論におけるExit・Voice・Loyalty モデルの可能性(石嶋芳臣) 十六 企業戦略としてのCSR:イギリス石油産業の事例から(矢口義教) Ⅲ 文献