編著者紹介

［編著者］

トラン・ヴァン・トゥ 　（トラン・ヴァン・トゥ 　）

はしがき，第Ⅰ部第1章
早稲田大学名誉教授，一橋大学博士（経済学）
ベトナム生まれ。高校卒業後，国費留学生として来日。一橋大学経済学博士。日本経済研究センターや桜美林大学を経て，早稲田大学社会科学総合学術院教授。現在，早稲田大学名誉教授。元ベトナム首相経済諮問委員，瑞宝小綬章受章。
主要著書：『産業発展と多国籍企業』（東洋経済新報社，1992年，アジア太平洋賞受賞），『東アジア経済変動とベトナムの工業化』（ベトナム語，2005年，優良図書賞），『ベトナム経済発展論』（勁草書房，2010年），『最新アジア経済と日本』(共著，日本評論社，2001年），『ASEAN 経済新時代と日本』（編著，文眞堂，2016年），『日本経済奇跡的発展の時代1955-1973』（ベトナム語，2022年，優良図書賞）ほか。

苅込 俊二（カリコミ シュンジ）

第Ⅰ部第3章
帝京大学経済学部准教授，早稲田大学博士（社会科学）
千葉県生まれ。早稲田大学博士（社会科学）。早稲田大学卒業後，富士総合研究所入社。アジア経済研究所，財務省財務総合政策研究所，みずほ総合研究所，早稲田大学などを経て，現在，帝京大学経済学部准教授。
主要著書：『巨大経済圏アジアと日本』（共著，毎日新聞社，2010年），『全解説ミャンマー経済』（共著，日本経済新聞社出版，2013年），『メコン地域開発とアジアダイナミズム』（共編著，文眞堂，2019年），『中所得国の罠と中国・ASEAN』（共著，勁草書房，2019年），『アジアダイナミズムとベトナムの経済発展』（共編著，文眞堂，2020年）ほか。

執筆者紹介

［著者］

保倉 裕（ホクラ ユタカ）

第Ⅰ部第2章
東京音楽大学理事，早稲田大学社会科学研究科博士課程満期修了

西 晃（ニシ アキラ）

第Ⅰ部第4章
早稲田大学ベトナム総合研究所招聘研究員，早稲田大学社会科学研究科博士課程満期修了

瀬藤 芳哉（セトウ ヨシヤ）

第Ⅱ部第5章
帝京大学経済学部教授，早稲田大学修士（学術），コーネル大学ロースクール修士（LLM）

橋 徹（ハシ トオル）

第Ⅱ部第6章
早稲田大学社会科学部非常勤講師，早稲田大学博士（学術）

原 正敏（ハラ マサトシ）

第Ⅱ部第7章
ビジネス・ブレークスルー大学大学院経営学研究科助教，ウォルデン大学博士（公共政策学）

堀 史郎（ホリ シロウ）

第Ⅱ部第8章
日本規格協会研究員兼東京大学公共政策大学院客員研究員，前福岡大学教授，早稲田大学博士（学術）

下石川 哲（シモイシカワ サトル）

第Ⅱ部第9章
早稲田大学地域・地域間研究機構日米研究所招聘研究員，早稲田大学博士（社会科学）

牧岡 亮（マキオカ リョウ）

第Ⅱ部第10・13章
北海道大学大学院経済学研究院講師，ペンシルベニア州立大学博士（経済学）

松本 邦愛（マツモト クニチカ）

第Ⅱ部第11章
東邦大学医学部社会医医学講座准教授，東邦大学博士（医学）

江 秀華（コウ シュウカ）

第Ⅱ部第12章
城西短期大学准教授，早稲田大学博士（学術）

カオ ティ キャン グェット 　（カオ ティ キャン グェット 　）

第Ⅱ部第12章
京都先端科学大学経済経営学部准教授，神戸大学博士（経済学）

（データは本書刊行時のものです）

主要目次

• 第Ⅰ部　現段階の日本経済の課題は何か
• 　第1章　発展段階論からみた日本経済の現段階―脱工業化の視点（トラン・ヴァン・トウ）
• 　第2章　米国とドイツの成長要因と日本への示唆―日本企業の国内投資はなぜ低迷したのか（保倉　裕）
• 　第3章　日本の国際競争力の変化―企業のR&D投資と競争力の関係（苅込俊二）
• 　第4章　日本経済システムの改革と日本経済活性化戦略（西　　晃）
• 第Ⅱ部　日本経済の再浮揚戦略とは何か
• 　第5章　世界的有望な産業の成長戦略と新時代の産業政策（瀬藤芳哉）
• 　第6章　グリーン成長の戦略的な推進（橋　　徹）
• 　第7章　イノベーション創出と産学官連携―大学発スタートアップ促進課題と戦略（原　正敏）
• 　第8章　日本企業のビジネス戦略―成長につなげる無形資産の役割（堀　史郎）
• 　第9章　日本農業のあるべき将来―国際フードシステムの強化（下石川 哲）
• 　第10章　持続的成長と対内直接投資（牧岡　亮）
• 　第11章　人口動態からみた再浮上戦略―女性労働力を活用するための社会的変革（松本邦愛）
• 　第12章　労働力・人材力の確保―移民問題を考える（江秀華，カオ・グェット）
• 　第13章　持続的成長の条件―格差・労働分配問題（牧岡　亮）