グローバル・エコノミーの論点
世界経済の変化を読む

馬田啓一・小野田欣也・西孝 編著

定価 3,080円(税込)本体2,800円
A5判並製 226頁
ISBN 978-4-8309-4931-9(4-8309-4931-7)
2017年2月28日発行
在庫あり
激変の世界経済! 現状と課題,そして展望!

英国のEU離脱(Brexit)や米国のトランプ・リスクなど様々な不安要素を抱え,先行きに不透明感が漂う世界経済。今後の世界経済秩序のカギを握る米中の危うい関係。いま起きている世界経済の変化をどう読み解くか。本書では,グローバル・エコノミーの最新かつ重要な問題を取り上げ,その現状と課題,今後の展望について考察。

主要目次
  • 第Ⅰ部 世界経済の不安要素:悲観と楽観
  •  第1章 世界経済の現状とG20政策協調
  •  第2章 マイナス金利は劇薬か:日欧の挑戦
  •  第3章 難民・移民問題と国際秩序の揺らぎ
  •  第4章 多国籍企業の課税逃れ:タックスヘイブン対策
  •  第5章 地球温暖化防止とパリ協定の評価
  •  第6章 揺らぐ自由貿易体制と多角主義の変容
  •  第7章 2030年エイズ流行終結に向けた対策と課題
  • 第Ⅱ部 中国の台頭と世界経済秩序の将来
  •  第8章 「一帯一路」構想の変容
  •  第9章 蔡英文政権登場と中台関係の行方
  •  第10章 米中間で「新型の大国関係」は可能か?
  •  第11章 米国外交と国内政治におけるTPP
  •  第12章 先行き不透明となった米中関係と世界経済秩序の行方
  • 第Ⅲ部 加速する日本経済のグローバル化
  •  第13章 EPAによる日本の外国人介護労働者受け入れの実態と課題
  •  第14章 会計基準の国際的統一と日本の選択
  •  第15章 ASEAN市場統合と日本企業
  •  第16章 TPP関連国内対策:日米比較を通じた中間評価