TPP交渉の論点と日本
国益をめぐる攻防

石川幸一・馬田啓一・渡邊頼純 編著
 

定価 2,530円(税込)本体2,300円
A5判並製 256頁
ISBN 978-4-8309-4823-7(4-8309-4823-X)
2014年6月30日発行
在庫あり
年内妥結かそれとも漂流か。

年内妥結かそれとも漂流か。 正念場を迎えたTPP交渉。日米をはじめ交渉参加12カ国はセンシティブな問題をめぐり激しく対立。関税撤廃、知的財産権、国有企業規律、投資(ISDS条項)、環境など難航する交渉分野の主な争点は何か。合意への道筋をどう付けるのか。本書は、TPPの背景と交渉分野における主要な論点を取り上げ、攻めと守りのTPP交渉を検証。

主要目次
  • 第1部 総  論
  •  第1章 メガFTAsの潮流と日本の対応(渡邊 頼純)
  •  第2章 TPPと農業立国(山下 一仁)
  •  第3章 TPPと東アジア経済統合(清水 一史)
  •  第4章 TPPと中国の参加問題(江原 規由)
  •  第5章 転換期を迎えた韓国のFTA戦略とTPP参加(奥田 聡)
  • 第2部 各  論(分野別)
  •  第6章 物品市場アクセスとセンシティブ品目(高橋 俊樹)
  •  第7章 国内産業の保護に配慮したFTA規定―繊維製品の原産地規則・諸制度を例として―(梅島 修)
  •  第8章 知的財産権問題の争点―著作権と商標権―(吉野 文雄)
  •  第9章 医薬品とTPP(増田 耕太郎)
  •  第10章 TPP交渉における政府調達の論点(石川 幸一)
  •  第11章 投資とISDS条項―米韓FTAから得られる知見―(高安 雄一)
  •  第12章 TPPと競争政策の焦点:国有企業規律(馬田 啓一)
  •  第13章 TPPとサービス自由化―越境サービス,一時的入国,電気通信を巡る論点―(石戸 光)
  •  第14章 金融サービス分野交渉―日本の立ち位置―(赤羽 裕)
  •  第15章 TPPと環境規律―産品非関連PPMルールの導入は可能か―(岩田 伸人)
  • 第3部 総  括
  •  第16章 TPP交渉と日本の通商戦略(馬田 啓一)
お知らせ

書評:『TPP交渉の論点と日本』
 石川幸一・馬田啓一・渡邊頼純 編著『TPP交渉の論点と日本 ―国益をめぐる攻防―』が、日本経済新聞 2014年7月27日「短評」欄で紹介されました。

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書評:『TPP交渉の論点と日本』
 石川幸一・馬田啓一・渡邊頼純 編著『TPP交渉の論点と日本 ―国益をめぐる攻防―』が、日本経済新聞 2014年7月27日「短評」欄で紹介されました。