近現代日本の興隆と大東亜戦争
戦争を無くすことができるのか

吹田尚一 著
 

定価 3,960円(税込)本体3,600円
A5判上製 417頁
ISBN 978-4-8309-4818-3(4-8309-4818-3)
2014年6月10日発行
分類:政治
在庫あり
歴史の虚実を剔抉し「第三の史観」の確立を図る!

太平洋戦争は愚かな戦争だったと非難するのは易しい。しかし世界最強国を相手に3年9カ月にわたり独りで戦ったという事実は重い。それを解明するには歴史を遡り,また世界政治を規定している文明観,世界観の違いにまで想いをめぐらさねばならない。本書は,東京裁判史観や自虐史観でもない「第三の史観」の提示・確立を目指す著者渾身の力作。

主要目次
  • 第1部 近現代の日本の発展と国際関係
  •  Ⅰ 近現代日本の発展と対外戦略
  •  Ⅱ 日支関係の進展と外交政策
  •  Ⅲ 日米関係―その歴史と展開
  •  Ⅳ 欧米の戦争態勢と日米開戦への途
  • 第2部 大東亜戦争の性格と意味
  •  Ⅴ 日本の大陸進出およびアジア主義
  •  Ⅵ アジアにおける日英の競争と対立
  •  Ⅶ 日米の戦い:「太平洋戦争」―未成国家の正面衝突
  •  Ⅷ 大東亜戦争とは何であったのか―近現代史のなかの日本のあり方を問う視点から
  • 第3部 戦争回避の可能性と条件を探る
  •  Ⅸ 戦争回避と新しい国際秩序の模索
  •  Ⅹ わが国における戦争回避の可能性
  •  Ⅺ 戦争を無くすことが出来るのか―結びに代えて