繊維・アパレルの構造変化と地域産業
海外生産と国内産地の行方

加藤秀雄・奥山雅之 著

定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 268頁
ISBN 978-4-8309-5093-3(4-8309-5093-5)
2020年8月10日発行
分類:経済 > 産業 > 産業一般
在庫あり

わが国の繊維・アパレル産業はどこに向かっているのであろうか。全国の産地、地域の中小企業の活路はどこにあるのか――。多岐にわたる統計データと、著者たちが5年間で約300社の企業訪問を重ねて得た豊富な事例により、川上から川下まで俯瞰した繊維・アパレル産業の現代的問題に迫るとともに、産地横断的な視角でその本質的変化を明らかにする。

主要目次
  • 第Ⅰ部 繊維・アパレル産業をめぐる生産・流通構造変化
  •  第1章 海外衣料品生産時代をめぐる生産・流通構造変化の特質 海外衣料品生産の主役に位置づけられる商社等に着目して
  •  第2章 わが国における生地生産の拡大と縮小の構図
  •  第3章 アパレル企業の諸分類と国内縫製業の拡大と縮小
  •  第4章 小売市場変化を起点とする生産・流通構造変化と今後の行方
  • 第Ⅱ部 繊維・アパレル産地の構造変化と諸問題
  •  第5章 産業地域の構造変化の類型と諸要因
  •  第6章 需要縮小と構造変化 和装産地:西陣・丹後・桐生・十日町・米沢
  •  第7章 生産の海外化と構造変化 縫製・アパレル産地:北埼玉・岐阜・倉敷
  •  第8章 生産技術の革新と構造変化 横編ニット産地:新潟・山形・群馬・山梨