経営学の未来
経営学史研究の現代的意義を問う

経営学史学会 編

経営学史学会年報 第26輯〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 174頁
ISBN 978-4-8309-5040-7(4-8309-5040-4)
2019年5月24日発行
在庫僅少
経営学史研究による経営学の未来の展望

経営学の未来はあるのか。この挑戦的な設問に真正面から答えるためには、経営学の歴史的回顧に基づく必要がある。本論文集は、経営学史研究を踏まえながら、経営学の未来の存在、解釈学と経営学の関連、文明と経営との関連、経営学史研究の経営学への貢献、に関する論文ならびにそれらに関する討論論文を編み、経営学の未来像を果敢かつ本格的に描く。

主要目次
  • 巻頭の言(勝部伸夫)
  • 第Ⅰ部 趣旨説明
  •  経営学の未来―経営学史研究の現代的意義を問う―(第9期運営委員会)
  • 第Ⅱ部 経営学の未来―経営学史研究の現代的意義を問う―
  • 1 経営学に未来はあるか?―経営学史研究の果たす役割―(上林憲雄)
  • 2 経営学史と解釈学(杉田 博)
  • 3 文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―(村田晴夫)
  • 4 先端的経営研究分析による学史研究の貢献―方法論的論究の意義―(丹沢安治)
  • 5 杉田博「経営学史と解釈学」およびシンポジウムに寄せて(藤井一弘)
  • 6 村田晴夫「文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―」に対するコメント(三戸 浩)
  • 7 新制度派経済学の未来―丹沢報告の討論者の視点から―(高橋公夫)
  • 8 経営学の未来と方法論的課題―シンポジウムを顧みて―(片岡信之)
  • 第Ⅲ部 論攷
  • 9 組織論におけるマルチパラダイムの可能性(髙木孝紀)
  • 10 リニア・モデルはなぜ必要だったのか―ブッシュ・レポート再訪―(桑田敬太郎)
  • 11 離脱,発言,および組織の重心―1920年前後におけるGM社の一考察―(林 徹)
  • 12 顧客満足へ向けたサービス提供戦略と組織管理―コンティンジェンシー・モデルの拡張と研究課題の提示―(木田世界)
  • 第Ⅳ部 文献
  • 1 経営学に未来はあるか?―経営学史研究の果たす役割―
  • 2 経営学史と解釈学
  • 3 文明と経営―経営学史研究と経営学の未来―
  • 4 先端的経営研究分析による学史研究の貢献―方法論的論究の意義―
  • 8 経営学の未来と方法論的課題―シンポジウムを顧みて―
  • 第Ⅴ部 資料
  • 経営学史学会第26回全国大会実行委員長挨拶(上林憲雄)
  • 第26回全国大会を振り返って(庭本佳子)