芸術経営学事始め
芸術と経営の教育基礎を結ぶ

村山にな・村山元英 著
 

定価 3,960円(税込)本体3,600円
A5判上製 414頁
ISBN 978-4-8309-4871-8(4-8309-4871-X)
2015年5月17日発行
分類:芸術
在庫あり

芸術と経営の接点は、それぞれの教育基礎に回帰し、己の人生観・世界観を探すこと。それを実感する方法は、ドラッカー、グローバル教育、歌舞伎、空港美術館などをテーマにして、当事者意識で、擦り合わせの技芸を磨き、超える力を己の中に培い、そして「“未来の場”づくり」へと自己開発すること。本書は芸術と経営の両分野を繋ぐ見えない糸(価値)を手繰り寄せる一つの試み。

主要目次
  • 序論 芸術と経営の架け橋・グローバル人材の教育
  •  序論1 ニューヨークで学んだ芸術の目的と機能
  •  序論2 経営学研究で学んだ経営文化(経営人類学)の目的と機能
  • 第Ⅰ部 アメリカ現代美術に学ぶ芸術経営
  •  第1章 グローカル・マネジメント:日米ふたつのイサム・ノグチ美術館
  •  第2章 空港と芸術の結びつき:サンフランシスコ国際空港の芸術経営に学ぶ
  • 第Ⅱ部 ピーター・ドラッカーに学ぶ芸術経営
  •  第3章 ピーター・ドラッカー:ウィーンにおける「総合芸術」の教育環境
  •  第4章 芸術と経営:二元性の論理―ピーター・ドラッカーの構造主義哲学―
  •  第5章 ピーター・ドラッカーと九鬼周造―‘渋い’経営と「いき」の文化―
  • 第Ⅲ部 歌舞伎に学ぶ芸術経営
  •  第6章 歌舞伎に学ぶ芸術経営―両極性原理の教育モデル―
  •  第7章 歌舞伎に学ぶ芸術教育―グローバル・リーダーへの人間像を探る―
  • 第Ⅳ部 芸術経営のグローバル・リーダーシップ教育論:感動文化とグローカリズム哲学
  •  第8章 グローバル教育の実験:リーダーシップ開発と日米共同授業
  •  第9章 芸術と経営の架け橋を探す―感動が“際崩し”グローバル化を創る―
  •  第10章 感動文化グローバリズム―美の哲学が,芸術と経営の“際崩し”―
  • 第Ⅴ部 芸術経営の未来:グローカル・にっぽんを世界ブランドに!
  •  第11章 “グローカル”経営で,「グローカル・にっぽん」を創る―ローカルとグローバルの架け橋を提案―
  • 補論 都市集客産業への文化環境づくり
  •  補論1 ホイットニー美術館デザインとブランディング
  •  補論2 日本におけるコンセッション成功の鍵とは?
  •  補論3 コンセッションで日本を変える!