社会主義崩壊後のロシア経済においては,「移行と開発の経済学」の形成が急がれている。本書はその方向性を,グローバリゼーションの進展及びその対抗関係にある経路依存的アプローチに焦点をあてる形で提示。併せて,今世紀に入ってからの経済発展,新動向を「21世紀ロシア資本主義の現段階」に基づき考察。