古い中国法と新しい中国法への時空を超えたガイダンス
悠久の古代中世封建法制後に束の間の欧州近代法制を経験しながら一変して社会主義国家建設のための法制度の構築に注力した中国が、再び世界水準の法治国家建設を目指し、欧米人権保護思想に相通じる人民権益保護重視法制の充実へと変遷する軌跡を辿るとともに、現代先進国家に共通の社会問題の解決の先駆けになろうとする中国法の現在の姿を描く。
主要目次
- 序説 中国法と中国法学
- 第1編 中国法の生成と発展
- 第1章 中国古代法の生成
- 第2章 中国古代法の発展
- 第3章 隋唐五代の法律制度
- 第4章 中国中世・近世の法制度
- 第5章 中華民国の法制度
- 第2編 中国の司法制度
- 第6章 中国の司法制度の概要
- 第7章 中国の裁判制度
- 第8章 中国の検察制度
- 第9章 中国の捜査制度
- 第10章 中国の仲裁制度
- 第11章 中国の執行制度
- 第12章 中国の刑務所制度
- 第13章 中国の労働教養制度
- 第14章 中国の司法鑑定制度
- 第15章 中国の弁護士制度
- 第16章 中国の法律援助制度
- 第17章 中国の公証制度
- 第18章 人民調停制度
- 第19章 香港及びマカオ地区の司法制度
- 第3編 中国の現行法
- 第20章 憲法
- 第21章 行政法
- 第22章 民法
- 第23章 刑法
- 第4編 現代社会と中国法
- 第24章 個人情報保護法の生成及び発展
- 第25章 環境保護法の生成及び発展
- 第26章 食品安全法の生成及び発展