ART大国日本から考えるリプロダクティブ・ヘルス/ライツと女性

河内優子 著

定価 2,420円(税込)本体2,200円
A5判並製 170頁
ISBN 978-4-8309-5165-7(4-8309-5165-6)
2022年2月28日発行
分類:社会学
在庫あり

世界トップクラスの実施数を誇るART(生殖補助医療)大国日本。しかしその出産率は世界最低位という現実がある。かたや日本の避妊と妊娠中絶をめぐっては、歴史的にも、また今日もなお、世界的に特異な状況が広がっており、女性労働の特殊な有りようとも関わってくる。これらをどのように理解すべきか? リプロダクティブ・ヘルス/ライツ理念を基軸に、少子化社会日本のタブーを問う!

主要目次
  • Ⅰ:ART
  •  第1章 日本におけるARTの特異性
  • Ⅱ:リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
  •  第2章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
  • Ⅲ:「産む権利」と「産まない権利」
  •  第3章 世界と日本における晩婚・晩産化と少子化問題―「産む」権利を考える
  •  第4章 リプロダクティブ・ヘルス/ライツにおける「産まない」権利と日本
  • Ⅳ:女性が働くこと・暮らすこととリプロダクション
  •  第5章 女性の就労とリプロダクション
  • 付論 人口・出生力問題と女性―経済学的考察を中心に