メコン地域開発とアジアダイナミズム

トラン・ヴァン・トゥ/苅込俊二 編著

定価 3,630円(税込)本体3,300円
A5判並製 342頁
ISBN 978-4-8309-5013-1(4-8309-5013-7)
2019年1月15日発行
在庫あり
編著者紹介
[編著者]
トラン・ヴァン・トゥ (トラン・ヴァン・トゥ )

序章
1949年生まれ。一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了,博士(経済学)。
日本経済研究センター,桜美林大学などを経て,現在,早稲田大学社会科学総合学術院教授,ベトナム首相経済諮問委員。著書に『産業発展と多国籍企業―アジア太平洋ダイナミズムの実証研究』(東洋経済新報社,1992年,「アジア太平洋賞」受賞),『ベトナム経済の新展開』(日本経済新聞社),1996年),『中国―ASEAN のFTA の東アジア経済』(文眞堂,2007年,共編著),『ベトナム経済発展論』(勁草書房,2010年),『東アジア経済と労働移動』(文眞堂,2015年,共編著),『ASEAN 経済新時代と日本』(文眞堂,2016年,編著),『時間のショックとベトナム経済』(Tri thuc出版社,2016年,ベトナム語,最優秀図書受賞)など

苅込 俊二(カリコミ シュンジ)

第10章
1965年生まれ。早稲田大学大学院社会科学研究科博士課程修了,博士(社会科学)。
富士総合研究所,日本貿易振興機構アジア経済研究所,みずほ総合研究所株式会社,財務省財務総合政策研究所などを経て,現在,早稲田大学社会科学総合学術院講師,早稲田大学ベトナム総合研究所研究員。著書に,『日本経済改革の戦略』(東洋経済新報社,1994年,共著),『巨大経済圏アジアと日本』(毎日新聞社,2010年,共著),『全解説ミャンマー経済』(日本経済新聞出版社,2013年,共著),『図解ASEAN の実力を読み解く』(東洋経済新報社,2014年,共著)など

執筆者一覧
[著者]
石田 正美(イシダ マサミ)

日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所開発研究センター長 第1章

松本 邦愛(マツモト クニチカ)

東邦大学医学部社会医学講座医療政策・経営科学分野講師 第2章

植田 啓嗣(ウエダ サトシ)

西九州大学子ども学部 講師 第3章

グエン・カム・ヌウン (グエン・カム・ヌウン )

ベトナム国立大学准教授 第4章

阿部 和美(アベ カズミ)

早稲田大学社会科学総合学術院助手 第4章(翻訳)

江橋 正彦(エバシ マサヒコ)

明治学院大学名誉教授,ミャンマー経済研究・コンサルティング代表 第5章

保倉 裕(ホクラ ユタカ)

東京音楽大学理事 第6章

西 晃(ニシ アキラ)

早稲田大学ベトナム総合研究所招聘研究員 第7章

サイソムペット・ノラシン (サイソムペット・ノラシン )

ラオス人民民主共和国 商工省 貿易促進局 次長 第7章

ド・マン・ホーン (ド・マン・ホーン )

桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授 第8章

池部 亮(イケベ リョウ)

専修大学商学部准教授 第9章

牛山 隆一(ウシヤマ リュウイチ)

日本経済研究センター主任研究員 第11章

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 序章 アジアダイナミズムとメコン河流域諸国の発展
  • 第1部 メコン流域のインフラと人的資本
  • 第1章 メコン地域3つの経済回廊の道路インフラ開発
  • 第2章 カンボジア,ラオス,ミャンマーの労働流出の現状と経済への影響
  • 第3章 メコン地域における経済発展と人的資本開発―CLMの教育政策の課題とアジア・ダイナミズム―
  • 第2部 メコン流域諸国の開発と分業
  • 第4章 ベトナム・カンボジア間,ラオス・ミャンマー間の経済協力―GMS協力における貿易と投資の動的変化―
  • 第5章 GMS後発国ミャンマーの発展可能性と近隣諸国との経済関係
  • 第6章 アジアの経済発展のなかでのカンボジアの新たな役割
  • 第7章 ラオスの外国直接投資と産業発展の展望と課題
  • 第8章 GMSの東西経済回廊の新開発戦略の模索─工業化重視か工業・観光並行か─
  • 第3部 メコン流域の開発と多国籍企業
  • 第9章 ベトナムの産業高度化とCLM諸国の展望
  • 第10章 韓国のメコン諸国との対外経済関係─ベトナムへ集中投資が進み,周辺諸国へ波及の可能性─
  • 第11章 「メコン色」強めるタイ経済─急増する対CLMV貿易・投資─