トヨタの新興国適応
創発による進化

野村俊郎・山本 肇 著
 

定価 2,420円(税込)本体2,200円
A5判並製 180頁
ISBN 978-4-8309-5012-4(4-8309-5012-9)
2018年12月30日発行
在庫あり
著者紹介
[著者]
野村 俊郎(ノムラ トシロウ)

1959年 京都府に生まれる
1990年 立命館大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得満期退学
2015年 論文により京都大学博士(経済学)
現 在 鹿児島県立短期大学教授
著 書 『トヨタの新興国車IMV』(文眞堂,2015年),他共著多数。

山本 肇(ヤマモト ハジメ)

1969年 ベルギー,ブラッセルに生まれる
1995年 東京大学大学院経済学研究科博士前期課程修了
    タイ,チュラロンコン大学サシン経営大学院Executive MBA
    三菱総合研究所,IHS オートモティブ(バンコク事務所ダイレクター)を経て
現 在 野村総合研究所タイのシニアコンサルタント

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 序章 新興国市場の大変動とトヨタの適応~先進国を追い抜く急成長,市場の二極分化,デュアルルーチンへの進化~
  • 第1章 タイにおけるトヨタの製品開発能力構築~TDEMは新興国小型車開発の母体に成りうるか~
  • 第2章 インドネシア市場ではイノベータのジレンマを超えたトヨタ~ダイハツを活用したLCGC開発の成功と限界~
  • 第3章 スズキ45%のインド市場の急成長とトヨタの適応~イノベータのジレンマに陥るも進む能力構築とジレンマ克服の展望~
  • 第4章 スズキ,トヨタのパキスタン市場戦略と生産・調達の工夫~ブルーオーシャンで成功した二つの戦略~
  • 第5章 南米市場の急成長とトヨタの部品調達の進化~日系Tier1の少ない南米でも日系並みを実現~
  • 終章 新興国低価格車ルーチンの分化と目的ブランド~トヨタはイノベータのジレンマを超えられるか~