経営学史研究の興亡

経営学史学会 編

経営学史学会年報 第24輯〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 218頁
ISBN 978-4-8309-4950-0(4-8309-4950-3)
2017年5月26日発行
在庫あり
執筆者紹介
[執筆者]
池内 秀己(イケノウチ ヒデキ)

(九州産業大学経営学部教授)
主著『企業論第 3 版』(共著)有斐閣,2011 年
『グローバル人材育てます』(監修・共著)学文社,2014 年

藤井 一弘(フジイ カズヒロ)

(青森公立大学教授)
主著『バーナード(経営学史叢書第Ⅵ巻)』(編著)文眞堂,2011 年
主要論文「バーナードの The Executive Process 再考」『甲南会計研究』No. 9,2015年

海道 ノブチカ(カイドウ ノブチカ)

(関西学院大学名誉教授)
主著『現代ドイツ経営学』森山書店,2001 年
『ドイツのコーポレート・ガバナンス』中央経済社,2013 年

松嶋 登(マツシマ ノボル)

(神戸大学大学院経営学研究科教授)
主著『現場の情報化:IT 利用実践の組織論的研究』有斐閣,2015 年
『経営と計算実践:経営学と会計学の邂逅』(國部克彦・澤邉紀夫と共編)有斐閣,2017 年

三井 泉(ミツイ イズミ)

(日本大学経済学部教授)
主著『社会的ネットワーキング論の源流 ― M. P. フォレットの思想 ― 』文眞堂,2009 年
『アジア企業の経営理念 ― 生成・伝播・継承のダイナミズム ― 』(編著)文眞堂,2013 年

柴田 明(シバタ アキラ)

(香川大学経済学部准教授)
主著『ドイツ・システム論的経営経済学の研究』中央経済社,2013 年
主要論文「経済学的倫理学の方法論的基礎づけの試み ― 「状況分析の方法」「合理性原理」の経済倫理・企業倫理における可能性と限界」慶應義塾大学商学会『三田商学研究』第 58 巻第 2 号,2015 年

島田 善道(シマダ ヨシミチ)

(神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程)
主要論文「グローバルリーダーのコンピテンシー探究とその研究課題」『六甲台論集
経営学編』第 62 巻第 4 号,2016 年
「グローバルリーダーのコンピテンシー分類の試みと今後のグローバルリーダー研究の方向性」『六甲台論集 経営学編』第 63 巻第 1 号,2016 年

石川 伊吹(イシカワ イブキ)

(立命館大学政策科学部)
主著論文「RBV 研究の経済学的源流と内包する理論的課題」『政策科学』20 巻 1 号,2012 年
Nicolai Foss and Ibuki Ishikawa, “Towards a Dynamic Resource - Based
View: Insights from Austrian Capital and Entrepreneurship Theory,” Organization Studies, 28/05, 2007, pp. 749 - 772.

山下 剛(ヤマシタ ツヨシ)

(北九州市立大学経済学部准教授)
主要論文「マズローの思想と方法」経営学史学会編『経営学の思想と方法(経営学史学会年報 第 19 輯)』文眞堂,2012 年
「マズロー自己実現論の経営学における意味 ― フロムの自由論の視点から ― 」『商経論集(北九州市立大学)』第 50 巻第 1・2・3・4 合併号,2015年

高橋 哲也(タカハシ テツヤ)

(東京富士大学准教授)
主要論文「日本における「人的資源管理」認識に関する考察 ― 英国における HRM認識を通じて ― 」『経済集志(日本大学経済学部)』第 77 巻第 3 号,2007年
「人的資源管理におけるアーキテクチャ」『経営哲学(経営哲学学会)』第13 巻第 1 号,2016 年

西村 香織(ニシムラ カオリ)

(九州産業大学准教授)
主要論文「フォレットの経験論 ― 価値の創造プロセスとしてのマネジメント思想 ― 」経営学史学会監修/三井泉編著『フォレット(経営学史叢書第Ⅳ巻)』文眞堂,2012 年
「M. P. フォレット経験論の管理論における意味」経営哲学学会編『経営哲学の論理的基礎 ― 経営哲学論集第 31 集 ― (『経営哲学』第 12 巻第 1 号に含まれる)』2015

杉田 博(スギタ ヒロシ)

(石巻専修大学経営学部教授)
主要論文「M. P. フォレット管理思想の基礎 ― W. ジェームズとの関連を中心に ― 」
経営学史学会編『ガバナンスと政策 ― 経営学の理論と実践 ― (経営学史
学会年報 第 12 輯)』文眞堂,2005 年
「フォレットの生涯とその時代」経営学史学会監修/三井泉編著『フォレット(経営学史叢書第Ⅳ巻)』文眞堂,2012 年

中村 貴治(ナカムラ タカハル)

(長崎県立大学講師)
主要論文「ステークホルダー理論の可能性」経営哲学学会編『経営哲学』第 12 巻 第1 号,2015 年
「ステークホルダー理論における二つの観点 ― 経営戦略論的観点と CSR 論的観点 ― 」日本経営学会編『経営学論集』第 86 集,2016 年

経営学史学会
[編者]
年報編集委員会

委員長  藤 井 一 弘(青 森 公 立 大 学 教 授)
委 員  岩 田   浩(龍 谷 大 学 教 授)
委 員  小 笠 原 英 司(明 治 大 学 教 授)
委 員  風 間 信 隆(明 治 大 学 教 授)
委 員  高 橋 公 夫(関 東 学 院 大 学 教 授)
委 員  中 川 誠 士(福 岡 大 学 教 授)
委 員  山 口 隆 之(関 西 学 院 大 学 教 授)
委 員  吉 原 正 彦(青森中央学院大学教授)
委 員  藤 沼   司(青森公立大学准教授)

(データは本書刊行時のものです)

主要目次
  • 巻頭の言(吉原正彦)
  • 第Ⅰ部 趣旨説明
  •  経営学史研究の興亡(第8期運営委員会)
  • 第Ⅱ部 経営学史研究の興亡
  •  1 経営学史研究の興亡(池内秀己)
  •  2 「歴史学的視点から見た経営学史」試考(藤井一弘)
  •  3 経営学史研究の意義と方法(海道ノブチカ)
  •  4 経営学における物質性概念の行方:社会構成主義の陥穽を超えて(松嶋 登)
  •  5 M. P. Follett思想におけるPragmatismとPluralism―その意味と可能性―(三井 泉)
  •  6 ホーマン学派の「秩序倫理」における企業倫理の展開―理論的発展とその実践的意義について―(柴田 明)
  • 第Ⅲ部 論攷
  •  7 グローバルリーダー研究の学史的位置づけの検討(島田善道)
  •  8 ダイナミック・ケイパビリティ論の企業家論的展開の課題とその解消に向けて―David,Harperの企業家論を手がかりに―(石川伊吹)
  •  9 マズロー自己実現論と経営学―金井壽宏「完全なる経営」論について―(山下 剛)
  •  10 人的資源管理論における人間的側面考察の必要性について(高橋哲也)
  •  11 M. P.フォレットの「創造的経験」―Creative Experienceにおける理解を中心として―(西村香織)
  •  12 M. P.フォレットの世界観―その物語性の哲学的基礎―(杉田 博)
  •  13 ステークホルダー理論におけるステーク概念の検討(中村貴治)
  • 第Ⅳ部 文献
  • 第Ⅴ部 資料