〈際〉からの探究
つながりへの途

広島市立大学国際学部〈際〉研究フォーラム 編

〈広島市立大学国際学部叢書 7〉
定価 3,740円(税込)本体3,400円
A5判並製 236頁
ISBN 978-4-8309-4945-6(4-8309-4945-7)
2017年3月25日発行
分類:社会学
在庫僅少

グローバリゼーションは逆進化へと進むのだろうか。あらためて〈際〉を問うことが求められている。〈際〉は接するところであり、出会うところである。それは、つながりにもなるし、摩擦を引き起こすことにもなる。本書は、この〈際〉をめぐって、国際関係、政治、言語、ビジネス、教育、スポーツなど、さまざまな視座から探究した論考で編まれている。

主要目次
  • 第1章 リスク社会のシステム境界―東京電力福島第一原発事故後の言説を事例としての一考察―
  • 第2章 韓国のベトナム戦争の加害責任論と贖罪行動―過去清算と「慰安婦」問題との関連で―
  • 第3章 国際政治と国内政治が交錯する「際」―基地の政治学から見た沖縄の米軍基地―
  • 第4章 英文和訳と英日翻訳おける言語的な「視点」の問題
  • 第5章 5つの言語における「味を表す表現」
  • 第6章 日本における「孝」の受容と展開について―その読みと意味を中心に―
  • 第7章 中日の現代小説及びその翻訳文における共感覚的比喩の対照研究―味覚を表す形容詞を中心に―
  • 第8章 中国消費市場における消費者アニモシティと面子知覚の影響
  • 第9章 アメリカ・フィラデルフィア学区における教育改革―「Imagine 2014」を中心に―
  • 第10章 純粋贈与としてのエンデュランススポーツ