組織コミットメント再考
中日米における実証研究を手がかりに

王 英燕 著

定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判上製 256頁
ISBN 978-4-8309-4941-8(4-8309-4941-4)
2017年3月31日発行
在庫あり
組織コミットメント研究の新機軸

個人と組織との関わりが弛みなく変容する現代社会で,中日米三カ国での実証研究を通じて,組織コミットメント研究のパラダイム変換の必要性を論じる。構造の多様性を探求し,個人の深層及び関係的文脈の側面から組織コミットメントの形成基盤と発展の解明を試みた。組織コミットメントの本質を理解するための新機軸がここにある。

主要目次
  • 序 章 組織コミットメントの再考へ
  • 第一部 組織コミットメントの思考
  •  第一章 中日米の社会文脈的特徴と組織コミットメント
  •  第二章 多次元構造と特徴:中国企業の検証
  • 第二部 個人の深層を理解する
  •  第三章 個人の深層と組織コミットメント
  •  第四章 気質的要因の分析:米国ビジネス・スクール卒業生
  •  第五章 アイデンティティ志向性の影響:日本企業の人事総務職
  • 第三部 関係的文脈を読み取る
  •  第六章 関係性における組織コミットメント
  •  第七章 上司・同僚との情緒的結び付き:中国外資系企業従業員
  •  第八章 他者からの支援:日本製造業企業の正社員