国際航空自由化の制度的展開

塩見英治・小熊 仁著

定価 3,025円(税込)本体2,750円
A5判並製 226頁
ISBN 978-4-8309-4902-9(4-8309-4902-3)
2016年5月25日発行
在庫あり
航空自由化のグローバル展開が国家を支える

羽田国際化、LCC、外国人観光客―。日本の国際航空をめぐる情勢は刻一刻変化している。この動向を揺るがしているのは、米国から世界に波及した航空自由化である。本書は、欧米、アジアにおける航空自由化の成果をまとめ、競争システム、ローカル線のサービス保障等自由化に伴う様々な政策面の対応を考察し、わが国への政策的示唆を検討する。

主要目次
  • はしがき
  • 第1章 国際航空輸送をめぐる制度的変容と多国間主義
  • 第2章 米国の航空市場環境の変化と競争システム
  • 第3章 欧州の航空自由化とLCCの展開による競争システムの課題
  • 第4章 ASEANの航空自由化とLCCの躍進による市場構造の変化
  • 第5章 米国の小地域におけるEASの展開と課題
  • 第6章 欧州の航空輸送における公共サービス輸送義務(Public Service Obligation)の展開と課題
  • 第7章 首都圏空港の容量制約解消に向けた政策的課題
  • 第8章 わが国の離島航空輸送に対する政策的対応と制度改革の課題
  • 第9章 本書のまとめと分析課題