東日本大震災後の公益学と労働組合

現代公益学会 編
 

公益叢書 第二輯〉
定価 2,970円(税込)本体2,700円
A5判並製 228頁
ISBN 978-4-8309-4831-2(4-8309-4831-0)
2014年9月30日発行
分類:社会学
在庫あり
労働組合・公益法人研究の最新の視座! 労働組合の地域化、公益法人の市民化を探究!

これ迄、労働組合が弱者である間は、その運動は社会性・公益性の高いものであった。しかし、労働組合が21世紀にも社会的リーダーとして生き残る鍵は、地域や公益の理念・活動にいかに取り組むかであり、また公益法人が社会で大きな地位を占める鍵は、市民や地域にいかに取り組むかである。その最先端の研究、実践の成果を問う一書である。

主要目次
  • 第Ⅰ部 東日本大震災後の公益法人および公益研究
  •  第1章 日本における公益法人の市民化の軌跡(小松隆二)
  •  第2章 地域包括ケア構築の実践的課題(山路憲夫)
  •  第3章 公的年金制度はいつまで持つか(北沢 栄)
  •  第4章 現代の風評被害の構造(上野伸子)
  •  第5章 一日一善運動を通して「公益心の芽」を育てる(新垣千鶴子)
  • 第Ⅱ部 東日本大震災後の労働組合
  •  第1章 労働組合と市民社会(鈴木不二一)
  •  第2章 公益的労働運動とは(篠田 徹)
  •  第3章 連合の非正規労働者等に関わる取り組み(村上陽子)
  •  第4章 非正規の声は聞こえるか(東海林 智)
  •  第5章 公益の担い手としての労働者自主福祉(麻生裕子)
  •  第6章 静かに一大転換期を迎えた労働組合(小松隆二)