多元主義の時代に、自由と調整の意味を問う
20世紀初頭の米国で、多元的社会における価値の対立問題に直面し、自らの実践的活動を通じて思想を深め、「自由と調整」の経営哲学を創り上げたフォレットの全貌を、時代的背景・思想的基盤・社会論・経験論・経営者論などの観点から明らかにし、21世紀の多元的グローバル社会、情報ネットワーク社会におけるその意味と意義を探る。
主要目次
- まえがき（三井 泉）
- 第一章 フォレットの生涯とその時代（杉田 博）
- 第二章 フォレットの思想的背景と方法（三井 泉）
- 第三章 フォレットの社会論―群衆原理と集団原理―（山下 剛）
- 第四章 フォレットの経験論―価値の創造プロセスとしてのマネジメント思想―（西村 香織）
- 第五章 フォレットのリーダーシップ論（第1節～第5節、第7節 大平 義隆／第6節 三井 泉）
- 第六章 フォレットの経営者論―職能・育成・正当性―（高橋 公夫）
- 第七章 フォレット理論の現代的可能性（一）―統合とコミュニティの創造―（藤森 大祐）
- 第八章 フォレット理論の現代的可能性（二）―情報ネットワーキング社会―（渡辺 泰宏）
お知らせ
広告掲載「週刊読書人」2023.7.28
「週刊読書人」2023.7.28に広告掲載いたしました。
お知らせ
書評：『経営学史叢書（全14巻）』
『週間読書人』2013年9月13日号に書評が掲載されました（「現在形の経営学説史の魅力―もっとも「現場」に近い臨床的な学問―」鈴木秀一氏）。
お知らせ
掲載誌紹介：『経営学史叢書（全14巻）』
『図書新聞』2013年7月27日号にて紹介されました。
経営学の『概念』を問う：現代的課題への学史からの挑戦
経営学史研究の興亡
経営学の批判力と構想力
現代経営学の潮流と限界：これからの経営学
経営学の再生：経営学に何ができるか
アジア企業の経営理念：生成・伝播・継承のダイナミズム
テイラー
アンソフ
ニックリッシュ：経営共同体の思想
経営学史事典【第2版】
ウッドワード
ドラッカー
経営学の思想と方法
ファヨール：ファヨール理論とその継承者たち経営学史学会 監修 佐々木恒男 編著
〈経営学史叢書第II巻〉
ISBN：978-4-8309-4732-2
価格：1650円（税込）2011年12月30日発行
バーナード
サイモン
危機の時代の経営と経営学
経営学の展開と組織概念
社会的ネットワーキング論の源流：M. P. フォレットの思想
経営理論と実践
現代経営学の新潮流：方法、ＣＳＲ・ＨＲＭ・ＮＰＯ
企業モデルの多様化と経営理論：21世紀を展望して
ガバナンスと政策：経営学の理論と実践
現代経営と経営学史の挑戦：グローバル化・地球環境・組織と個人経営学史学会 編
〈経営学史学会年報第10輯〉
ISBN：978-4-8309-4448-2
価格：3300円（税込）2003年5月16日発行
経営学史事典：経営学史学会創立10周年記念
組織・管理研究の百年
経営学百年：鳥瞰と未来展望
日本の経営学を築いた人びと
マズロー論者への挑戦：その批判的考察
多面体としての経営学
創造する経営学
秩序と企業倫理：ドイツ・オルドヌンク倫理学Ordnungsethikの学説研究
文明と経営
ドラッカー研究：思索の展開と焦点