消費税ほど公平な税はない:課税原則と実態
西欧並み20%で社会保障充実、財政再建、震災復興

桜井良治 著
 

定価 2,640円(税込)本体2,400円
A5判並製 298頁
ISBN 978-4-8309-4726-1(4-8309-4726-8)
2013年1月31日発行
分類:経済 > 財政学 > 税制
在庫あり
日本再生!国民のための消費税公平論!

消費税の公平性について、古典的課税原則に基づき課税実態に依拠して実証する。消費税は消費生活で各階層の負担能力に応じて課税され、高所得者ほど多く負担する。低所得者への税転嫁率は低いため、低所得者の税負担率が高いとする「逆進性」は証明できない。増税後社会保障が充実すれば、低所得者はますます有利になる。西欧並み税率20%台は、社会保障充実・健全財政運営等のために避けられない。国民の公平性への誤解が生んだ政権交代の興亡史についても論じる。

主要目次
  • はしがき
  • 第1章 税体系における消費課税の優位性
  • 第2章 増税政策が長年の政権を左右
  • 第3章 消費税は担税力に応じた生涯課税
  • 第4章 消費税は中立・簡素・税痛が少ない
  • 第5章 「逆進性」統計とその考え方
  • 第6章 「逆進性」の構造と成立条件
  • 第7章 消費生活で階層別税負担率が異なる
  • 第8章 税負担全体と歳出も含めた公平
  • 第9章 消費税は古典的公平原則に合致
  • 第10章 国家と国民を救う消費税増税
  • 第11章 日本の3つの増税理由
  • 第12章 増税後の消費税のあるべき姿
  • あとがき
お知らせ

書評:『消費税より公平な税はない:課税原..』
 『週間読書人』2013年3月29日号に書評が掲載されました(「健全な財政、安心した社会保障のために今何が必要か」荻原悦雄氏、元社会福祉法人理事・特別養護老人ホーム園長)。

お知らせ

書評:『消費税より公平な税はない:課税原..』
 『週間読書人』2013年3月29日号に書評が掲載されました(「健全な財政、安心した社会保障のために今何が必要か」荻原悦雄氏、元社会福祉法人理事・特別養護老人ホーム園長)。