経営学の現在
ガバナンス論、組織論・戦略論

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第14輯〉
定価 3,520円(税込)本体3,200円
A5判並製 294頁
ISBN 978-4-8309-4588-5(4-8309-4588-5)
2007年5月発行
在庫あり

本書は,特に管理論とコーポレート・ガバナンス論という2つの柱を立て,経営学という学問的営為を過去から現在まで振り返り,経営学の現実を有効に捉え,未来を展望。「経営学の現在」を問う。

主要目次
  • <主要目次> Ⅰ 経営学の現在 1 「経営学の現在」を問う―コーポレート・ガバナンス論と管理論・組織論(勝部伸夫) 2 株式会社を問う―「団体」の概念(中條秀治) 3 日本の経営システムとコーポレート・ガバナンス―その課題、方向、および条件の検討(菊池敏夫) 4 ストックホルダー・ガバナンス対ステイクホルダー・ガバナンス―状況依存的ステイクホルダー・ガバナンスへの収束(菊澤研宗) 5 経営学の現在―自己組織・情報世界を問う(三戸 公) 6 経営学史の研究方法―「人間協働の科学」の形成を中心として(吉原正彦) 7 アメリカの経営戦略と日本企業の実証研究―リソース・ベースト・ビューを巡る相互作用(沼上 幹) 8 経営戦略研究の新たな視座―沼上報告「アメリカの経営戦略論(RBV)と日本企業の実証的研究」をめぐって〔庭本佳和)〕 Ⅱ 論攷  9 スイッチングによる二重性の克服―品質モデルをてがかりにして(渡辺伊津子) 10 組織認識論と資源依存モデルの関係―環境概念、組織観を手掛かりとして(佐々木秀徳) 11 組織学習論における統合の可能性―マーチ&オルセンの組織学習サイクルを中心に(伊藤なつこ) 12 戦略論研究の展開と課題―現代戦略論研究への学説史的考察から(宇田川元一) 13 コーポレート・レピュテーションによる持続的競争優位―資源ベースの経営戦略の観点から(加賀田和弘) 14 人間操縦と管理論(山下 剛) 15 リーダーシップ研究の視点―リーダー主体からフォロワー主体へ(薄羽哲哉) 16 チャールズ・バベッジの経営思想(村田和博) 17 非営利事業体ガバナンスの意義と課題について―ワーカーズ・コレクティブ調査を踏まえて(松本典子) 18 EUと日本におけるコーポレート・ガバナンス・コデックスの比較(Ralf Bebenroth) Ⅲ 文献  Ⅳ 資料