現代経営と経営学史の挑戦
グローバル化・地球環境・組織と個人

経営学史学会 編
 

経営学史学会年報 第10輯〉
定価 3,300円(税込)本体3,000円
A5判並製 265頁
ISBN 978-4-8309-4448-2(4-8309-4448-X)
2003年5月発行
在庫あり
●グローバル化・地球環境・組織と個人をテーマに討究!

経営学史研究は,経営理論の史的研究を踏まえて現在を捉え,未来を展望する前向きの学問である。本書は,情報化の進展とともに果てしなく進むグローバル化,また人類滅亡の兆しが現実のものとなり,悪化しつつある地球環境,そして人類衰退の予兆となりつつある葛藤や対立を生む組織社会の組織と個人,をテーマに討究する力編である。

主要目次
  • <主要目次>Ⅰ 現代経営の課題と経営学史研究〔1.現代経営の課題と経営学史研究の役割―展望―小笠原英司/2.マネジメントのグローバルな移転―マネジメント・学説・背景―岡田和秀/3.グローバリゼーションと文化―経営管理方式国際移転の社会的意味―髙橋由明/4.現代経営と地球環境問題―経営学史の視点から―庭本佳和/5.組織と個人の統合―ポスト新人間関係学派のモデルを求めて―太田 肇/6.日本的経営の一検討―その毀誉褒貶をたどる―赤岡 功〕 Ⅱ 創立十周年記念講演〔7.経営学史の課題―阿部謹也/8.経営学教育における企業倫理の領域―過去・現在・未来―E・M・エプスタイン〕 Ⅲ 論攷〔9.バーナード組織概念の一詮議―川端久夫/10.道徳と能力のシステム―バーナードの人間観再考―磯村和人/11.バーナードにおける過程性と物語性―人間観からの考察―小濱 純/12.経営学における利害関係者研究の生成と発展―フリーマン学説の検討を中心として―水村典弘/13.現代経営の底流と課題―組織知の創造を超えて―藤沼 司/14.個人行為と組織文化の相互影響関係に関する一考察―A.ギデンズの構造化論をベースとした組織論の考察をヒントに―間嶋 崇/15.組織論における制度理論の展開―岩橋建治/16.リーダーシップと組織変革―吉村泰志/17.ブライヒャー統合的企業管理論の基本思考―山縣正幸/18.エーレンベルク私経済学の再検討―梶脇裕二〕 Ⅳ 文献 Ⅴ 資料