銀行経営が注目されるなか,歴史をさかのぼり債務保証(支払承諾取引), とりわけ借入保証取引という新たな視点から,戦後日本企業の経営において銀行が果たしてきた役割を再検討する。債務保証が持つ意義,あるいは昨今世上を賑わせる債務保証や保証ビジネスを考える上で資するところ大きな書である。銀行の与信行動をより現実に近い形で把握する。